アロビア(ティッカー:ALVR)

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アロビア(Allovir)について解説します!

① アロビアは2020年7月30日にナスダック上場予定

② 主力製品となる予定のViralym-MはフェーズⅢ試験開始直前

③ COVID-19に対する細胞治療についても開発中

アロビアとは?

みなさんはアロビアという企業をご存知でしょうか?アロビアでGoogleで検索しても何もヒットしないため、日本ではほぼ無名の企業と言っていいかと思います。
アロビアとこの記事では呼びますが今後別の和訳のされ方をする可能性はあるのでそこは注意です)

アロビアは2013年8月にAdCyteの名前で設立され、2019年5月にAlloVirに社名を変更しました。開発している製品はすべてが「細胞を使った治療法」であり、さらには感染症に特化した治療法を開発していることが大きな特徴と言えます。

典型的な創薬ベンチャーと同じで、治療法が規制当局から承認を得るまでは収入が見込めません。製品の開発費(臨床試験費用)を賄うために、2020年7月30日にナスダック上場を予定しています。

そんなアロビアですが、どのような製品を開発しているのでしょうか?

パイプライン

アロビアはフェーズⅢ試験に入る準備をしており、投資家、研究者、政府機関から強い関心を集めており、パイプラインは非常に有望です。

そもそも、アロビアの開発しているのはウイルス特異的T細胞(VST)治療という種類のものです。これは感染症への防御に重要な役割を果たすT細胞のなかでも特にウイルスに対して特異的に攻撃を行うものを選択して使う治療法になります。

具体的な方法ですが、ます特定の感染症に罹患し、回復した患者からウイルス特異的T細胞を回収します。この回収したウイルス特異的T細胞を治療に使える量まで培養すること増やし、対象患者に投与するというのが基本的なスキームとなっています。

当然他人の細胞は拒絶反応が起きる可能性があるので、多数のドナーから最適なものを選択します。この方法で、全患者の95%以上をカバーすることができます。

アロビアのパイプラインのうち最も承認に近いのがViralym-Mです。この治療法はBK、CMV、AdV、EBV、およびHHV-6の5つのウイルスを対象としています。これらのウイルスは健康な人にとっては風邪をひいた程度の症状で収まることが多いですが、臓器移植やその他の理由で免疫が低下している人が感染すると命を落とすことがあるほど危険なウイルスです。

この他にも同様のスキームを使用してCOVID-19に対する細胞治療も開発中(臨床試験はまだ)であり、今後出現するウイルスに対しても柔軟に対応できる可能性があるのもアロビアのVST療法開発のポイントです。

市場機会

ウイルスによる感染症はまだまだ治療法が限られていたり、そもそも治療法が存在していないものも多く新たな治療法の開発が急務です。さらに、この分野は全世界的に感染症が広がったり、新しいウイルスが次々に登場するため、難易度は高いですが非常に大きな市場になっています。

Fortune Business Insightsによる2020年の市場調査レポートによると、抗ウイルス薬の世界市場は2018年に361億ドルと評価され、2026年までに442億ドルに達すると予測されています。

アロビアの将来性

フェーズⅢに入る候補を持っているというのは大きいのではないでしょうか。もし、承認されればアロビアは次々に同じスキームでウイルス性感染症に対する治療法を創ることが可能であり、そうなったときの企業の成長はすさまじいことになりそうです。

ということで臨床試験がどうなるかということに注目していきたいと思います。

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