アノビアス・バイオ(ティッカー:ANVS)

米国株紹介
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アノビアス・バイオ(Annovis Bio)について解説します!

① 2020年3月以降株価は上昇トレンドに入っている

② アルツハイマー病治療薬という市場のポテンシャルの高さ

③ 複数の神経毒性タンパク質を阻害するというユニークなメカニズムをもつANVS-401

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この記事にはタルボット個人の見解が多数含まれます。内容について保証することはできませんのでご了承ください。本ブログの内容を利用される際にはご自身でも調べられることをオススメいたします。

2020年3月以降株価は上昇トレンド

正月早々謎に毎日更新しておりますタルボットです。いつまで続くのか見ものですね←

さて、今回紹介するのはアルツハイマー病(AD)やパーキンソン病(PD)といった治療薬の開発を目指すアノビアスという企業になります。最近株価が徐々に上がってきているということでも気になっていますが、アルツハイマー病治療薬という現時点でほぼ最高難易度といっていい治療薬の開発に絞って挑戦しているというところにも少し魅力を感じました(笑)

アルツハイマー病やその治療薬開発の難易度の高さについてはまた後で触れるとして、最近の株価推移を見てみましょう!

出典:Google(アノビアスの直近1年の株価推移)

ばっちりコロナショックの影響を受けていることが分かりますね。単純に資金が引き抜かれたからということもあるかと思いますが、個人的にはコロナショックによって臨床試験がストップする可能性があったということがかなり嫌気されたのかなと思います。アノビアスの場合は承認済みの薬があるわけではないので、臨床試験の計画が後ろ倒しになるということはかなり財務的にも厳しいことです。

アルツハイマー病治療薬のマーケットは非常に大きいが・・・

アルツハイマー病とは?

アルツハイマー病といえば、記憶力の低下がよく知られていますが、判断力や言語機能・空間認知機能にも影響が表れることのある病気です。

出典:SEC S-1 Filing

アルツハイマー病は年齢との関係性が深く、その発生率は高齢化が進むとともに増加しています。上の図でも85歳以上では47%と発症率が上がっていることが分かります。

また、私も今回調べていて初めて知りましたが、アルツハイマー病はダウン症(知的障害の原因として最も頻度が高い疾患)との関連も深いです。ダウン症の患者では65歳以上でアルツハイマー病の発症率は80%近く、正常な人と比べると高い数字になっています。

広大なアルツハイマー病の市場

現在、世界には4,400万人のアルツハイマー病患者いるとされ、2050年までにこの人数は1億人に達するとされています。正確な市場規模は分かっていませんが、他に有効な治療薬が存在しないこの領域で画期的な新薬が誕生すれば大きな利益を生み出すことは間違いありません。そのことをどの製薬会社も理解しており、数々の新薬候補の臨床試験が世界中で実施されています。

あまりにも難易度の高いアルツハイマー病の新薬開発

現在、アルツハイマー病の症状を改善する薬はありますが、病気の進行を遅らせたり、完全に停止させる薬は見つかっていません。2003年以降、なんと500を超える臨床試験が実施されてきましたが、有効性を示すことができたものは1つもありません。他の病気の新薬の臨床試験の成功率(臨床試験を始めて承認に至る確率)は均して20~50%と言われており、アルツハイマー病の0%というのは異常とも言えるほど低い確率なのです。これまでアルツハイマー病治療薬の開発に400億ドル以上がつぎ込まれているということですので、そろそろ結果を出さないといけません。

最近でもバイオジェン/エーザイのアデュカヌマブが米国や日本、欧州で承認申請を行っており、この領域の数十年ぶりの治療薬となるか期待が集まっています。有効性に関して懐疑的な意見も出ているため、どちらに転ぶか分からない状況です。

アルツハイマー病治療薬はなぜ失敗に終わるのか?

アルツハイマー病治療薬の開発がうまくいっていない原因について、私は以下のように考えています。

アルツハイマー病治療薬の開発がうまくいかない理由(タルボットの考え)

① アルツハイマー病を動物モデルでうまく再現できていない
ヒトで臨床試験を行う前に薬の有効性や安全性は動物の実験で確かめられるわけですが、実際にヒトで出てくる記憶障害などを動物で評価することは難しいですし、ヒトと他の動物の脳の構造に差が大きいことも原因になっているように感じます。

② 明確なアルツハイマー病の原因が分かっていない
①のようなこともあり、アルツハイマー病の明確な原因は分かっていません。原因が分かっていないため、適切な薬を開発できていないことにつながっています。

アノビアスの開発するANVS-401

アノビアス社の考えるアルツハイマー病の原因(*あくまで仮説です*)

アノビアス社は「脳内で生成される複数の神経毒性タンパク質によって神経が障害を受けることでアルツハイマー病が発症する」と考えているようです。つまり、ヒトは年齢を重ねるうちに脳の中で毒素が作られるようになることがあり、それによって神経細胞がダメージを受けてしまうのでアルツハイマー病になってしまうという考え方ですね。

ANVS-401はなぜアルツハイマー病に効くと考えられるのか?

出典:アノビアス投資家向け資料(毒素とみられるタンパク質によって生じたシミ・斑点)

アノビアス社独自の考え方の中でユニークだなと感じたのは、「複数」の毒という部分です。いままでもAβの前駆体タンパク質(APP)やタウといった毒素(覚える必要ないです(笑))が原因ではないかという考え方はあったのですが、それを複数同時に抑えなければならないというのはまだ試されていない可能性である気がします。

ANVS-401は経口投与が可能な低分子化合物(つまり抗体みたいに大きなものではないもの)です。われわれヒトの脳にはBBB(血液脳関門)というバリアが存在し、体の外から入ってくる毒素が簡単に脳にいかないようになっている(つまり脳まで薬を届けるというのは非常に難しい)のですが、ANVS-401はきちんと脳まで届くことが確認されています。

出典:SEC S-1 Filing
本文では詳細の説明省いてますが、どうやら複数の毒性タンパク質で共通の構造に着目し阻害する機構のようです。また、フェリチンなどのタンパク質の転写・翻訳には影響しないので健康な組織には影響しないと見られているようです。

ANVS-401は脳の中で作られてしまう複数の毒素を、同時に作らせないようにすることができます。つまり、いままで失敗に終わってきた1つの毒素をターゲットとした薬とは大きく異なるということですね。この点は他のアルツハイマー病治療薬開発候補と比べると有望なのかなと感じます。

アノビアスのパイプライン

アノビアスは神経変性疾患(神経に異常が生じることで発症するとされる病気)をターゲットとしているので、アルツハイマー病だけではなくパーキンソン病もターゲットにしています。パーキンソン病の中にも、認知症の症状を併せ持つ患者さんがおり、裏側に同じ病気の原因(神経毒素による障害)があるのではないかとの考えもあるようです。

現在、ANVS-401はアルツハイマー病およびパーキンソン病を対象としてフェーズⅡ(第2段階)の試験が実施されています。一部出ているデータをみると、安全性などに大きな問題は無いようです。

また、アノビアスの目標として進行したアルツハイマー病に対する新薬を創るというものがあります。現在行われているアルツハイマー病の新薬は症状の軽い方(MCIなど)を対象としたものが多く、重いアルツハイマー病のカテゴリーでの開発も盛んに行われるべきだと考えているようですね。これまた軽い症状の方対象の薬も出来ていない状況なのでかなりチャレンジングな姿勢であると思います。

出典:アノビアス投資家向け資料

アノビアスの将来性は?

はい、というわけでアノビアス社を紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
ここに関しては非常にハイリスク・ハイリターンな投資先であると私は思います。アルツハイマー病の治療薬は最後に残された巨大なマーケットであり、ここで画期的な新薬を開発することができれば莫大な利益を生み出します。しかし、2003年以降の臨床試験の成功率が0%であることを考えると、そのハードルは非常に高いように感じます。過去にもフェーズⅢの臨床試験まで行ったけど失敗したということは何度も繰り返されてきています。

私個人としては作用機序に少し可能性を感じたので、少額ならINしてみてもいいかなと思いました。もしフェーズⅢまで進むようなことがあればそれだけで株価は大きく上昇すると思うので、そこで利確してもいいですし、承認される最後までもつというのも面白いかなとは思います。あとは買収される可能性も全然ありますね、そこで売るのもありです。

いずれにしても非常に高いリスクを伴うので、投資される場合はお気を付けください。
ではでは、また次の記事で♪

*投資される場合は自己責任でお願いします*

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