ギンコ・バイオワークス(ティッカー:DNA)

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  1. ギンコ・バイオワークス(Ginkgo Bioworks)について解説します!
    1. ギンコ・バイオワークス(Ginkgo Bioworks)は2021年9月にSPAC上場
    2. ギンコ・バイオワークス(Ginkgo Bioworks)のビジネス
      1. ミッションは「 Make biology easier to engineer 」
      2. 細胞プログラミングのプラットフォーマー
        1. ファウンドリー(Foundry)
        2. コードベース(Codebase)
      3. 細胞プログラミングは応用範囲が無限大
        1. ファーマとバイオテック
        2. 産業と環境
        3. 食品と農業
        4. 消費者とテクノロジー
      4. 市場機会
      5. ビジネスモデル
        1. 収益化のパターン
        2. 成長の要素
          1. アクティブなプログラムの数
          2. プログラムあたりの年間作業単位
          3. 作業単位あたりの平均価格
          4. プログラムあたりの年数
      6. 実は本業よりも収益をあげているバイオセキュリティ事業
      7. 経営陣
        1. ジェイソン・ケリー(最高経営責任者)
        2. レシュマ・シェティ(最高執行責任者)
        3. バリー・カントン(最高技術責任者)
        4. オースティン・チェ(戦略責任者)
        5. マーク・ドミト(最高財務責任者)
      8. 特許
      9. アミリスとのパートナーシップ契約
      10. スコーピオンキャピタルによるショートレポート(2021年10月6日発行)
    3. ギンコ・バイオワークス(Ginkgo Bioworks)の財務状況
      1. 2021年Q3決算
        1. ハイライト
        2. ガイダンス
      2. 年間
      3. 四半期
    4. ギンコ・バイオワークス(Ginkgo Bioworks)に投資するリスク
    5. ギンコ・バイオワークス(Ginkgo Bioworks)の将来性

ギンコ・バイオワークス(Ginkgo Bioworks)について解説します!

ギンコ・バイオワークス(Ginkgo Bioworks)は2021年9月にSPAC上場

今回は合成生物学企業第3弾ということで、ギンコ・バイオワークス(以下、ギンコ)について取り上げたいと思います。以前記事にした、アミリスとザイマージェンの記事も参考になると思いますので、そちらもぜひご一読ください。

さて、ギンコですが、2021年9月にソアリング・イーグル・アクイジション社(Soaring Eagle Acquisition Corp.)と合併し、ニューヨーク証券取引所(NYSE)にSPAC上場しました。ティッカーは「DNA」ということで、事業内容ともマッチしていて個人的には好きです。ちなみに豆知識ですが、元々DNAというティッカーはジェネンテックが使用していましたが、ロシュに買収された後、このティッカーの使用を停止しています。ギンコはロシュのおかげでDNAのティッカーを使えるというわけですね(2021年第3四半期のアーニングコール冒頭でもこの件触れてます笑)

出典:Google

直近6ヶ月間の株価を見てみると、他の合成生物学企業が逆風にさらされている中、唯一プラス圏で推移しています。ギンコにはなんとかこの分野を引っ張っていって欲しいものです。では、そんなギンコですが、どんなビジネスを展開しているのでしょうか?

ギンコ・バイオワークス(Ginkgo Bioworks)のビジネス

ミッションは「 Make biology easier to engineer 」

ギンコのミッションを簡単に言うと、「バイオロジーをより簡単に扱えるようにする」(タルボット的超意訳)です。バイオロジーとは一般的に生物学と日本語で訳されますが、そのまま受け取るとあまりにも広い話になるので(もちろん将来的にはそこまでビジョンに入っているのでしょうが)、当面は「細胞をプログラミングする」ということで解釈しておけばよいかと思います。細胞をプログラミングするという話をすると「は?」ってなる人も多いと思いますが、大丈夫です。ちゃんと解説します。

コンピュータにおけるプログラミングは突き詰めていくと、「0」と「1」の2進数で表せることはみなさんご存知だとは思いますが、実は人間の設計図と言われるDNAも突き詰めれば「A」「T」「G」「C」という4つの記号(塩基)によって表すことができます。つまり、この4種類の並びを自由自在に変えることができれば、それは細胞をプログラミングしているといっても過言ではないのです。

で、細胞をプログラミングするとどんな良いことがあるの?っていう方もいるでしょう。これにはいろんなメリットがありますが、わかりやすいところでいくと、「作りたい物質を細胞に作らせることができる」です。例えば、病気の治療薬としてよく聞く抗体などは、化学的な合成で作り出すことは現時点ではほぼ不可能です。とても構造が複雑な抗体は細胞のタンパク質を作る力を利用して作るしかありません。どういうタンパク質を作るのか、細胞に指示を出すのが、まさに細胞をプログラミングするということになります。

細胞プログラミングのプラットフォーマー

ギンコが目指しているのは、細胞プログラミングのプラットフォーマーです。つまり、マイクロソフトのWindowsやAmazon Web Servicesなどと同じで、プラットフォームを構築することで収益をあげるというビジネスモデルですね。顧客はギンコのプラットフォームを利用することで効率よく製品を開発できるようになります。

ロゴ
出典:SEC 424B3 Filing

ギンコのプラットフォームは「ファウンドリー(Foundry)」と「コードベース(Codebase)」という2種類の工程から出来ています。

ファウンドリー(Foundry)

独自のソフトウェアを用いて、DNAの設計、DNAの書き込み、そのDNAの細胞への挿入、細胞のパフォーマンスを測定するためのテスト、データ分析を自動化する工程になります。

出典:SEC S-1 Filing

この工程は毎年改良が積み重ねられていて、出力は毎年約3〜4倍に拡大しおり、その間、単位運用あたりの平均コストも毎年約50%減少しています(注:COVID-19が流行する前まで)。出力が大きくなって、コストが下がるということは顧客にとってはメリットになるので、今後が楽しみですね。

コードベース(Codebase)

コードベースとは実験(ファウンドリー)によって生まれた産物を今後に活かしていくという工程になります。具体的には、物理的な産物(DNAやそれが組み込まれた細胞)とデジタルな産物(遺伝的配列情報や実験結果)があります。将来の製品開発においてこれらの産物を最大限利用することで、実験の成功確率を上げていく仕組みになっています。

出典:SEC 424B3 Filing

ギンコでは様々な製品開発にプラットフォームを運用することで、プラットフォームの製品開発効率を上げ、効率が良くなったことでより多くの製品開発を行い、さらに・・・・という好循環を生み出していく狙いがビジネスの根底にはあります。

細胞プログラミングは応用範囲が無限大

細胞プログラミングは非常に多種多様な活用方法が考えられ、期待がとても大きい分野になります。いわゆる、合成生物学という分野になりますが、2019年4月にはエコノミストの表紙を飾るほど注目度は高いです。特に最近では、ファイザーやモデルナのRNAワクチンが実用化されており、細胞プログラミングが十分に実現可能なものであると示されたと言えます。RNAワクチンも体外で設計したプログラミングのコード(RNA)を人体に投与することで、指示通りのタンパク質(免疫を引き起こす抗原)を作らせるわけですから、当然細胞プログラミングの一種です。

特に、以下の分野とは親和性が高いと言えます。

ロゴ
出典:SEC 424B3 Filing
ファーマとバイオテック

ファイザーやモデルナのRNAワクチンの例を挙げましたが、細胞プログラミング技術は製薬企業の事業と非常に相性がいいと言えます。特にバイオ医薬品(生物学的製剤)と言われる抗体などを利用した薬はまさに細胞プログラミングの恩恵を受ける分野になります。よく薬の名前で「〜マブ」と名前の最後についているものは抗体を使った薬になるので聞いたことある人は多いと思います。最近では、複雑な構造をしたバイオ医薬品が増えているので、ますます細胞プログラミングの需要が増加していくことは簡単に予想できます。事実、2020年にFDAによって承認された治療法の30%以上はバイオ医薬品であり、今後登場してくる再生医療や遺伝子治療の分野でも細胞プログラミングは活躍が期待できます。

産業と環境

細胞プログラミングは上手に活用すれば、環境に優しい新たな材料や物質を作り出すことも可能です。ギンコでは費用効果が高く、再生可能で持続可能な化学物質や材料の生産を可能にすることを目指すGenomatica社や環境修復に焦点を当てているAllonnia社とも協業しています。プラスチック廃棄物や環境汚染物質の問題も細胞プログラミングによって解決されるかもしれません。

食品と農業

食品や農業は当然のごとく生物がいないと成立しない分野になるので、細胞プログラミングが入り込む余地は十分にあります。ギンコの場合、Bayer社やCorteva社と協力し、作物生産をより効率的かつ持続可能にし、合成窒素肥料と農薬の使用を削減する細胞プログラムを開発しています。食品分野では、フレーバーや甘味料に積極的に取り組んでおり、工業型農業を必要とせずに動物性タンパク質を製造しているMotif FoodWorks社とも協力関係ですね。ちなみにMotif FoodWorks社についてはギンコのスピンアウトベンチャーですが、代替肉や植物チーズを開発していて、個人的に早くIPOしてほしい企業です(以下リンク参照)。

消費者とテクノロジー

普段、私達は衣服とか化粧品とか塗料などの多くの石油化学製品を使っています。現時点では石油から作るのが当たり前の製品でも将来的には細胞プログラミングによって生み出された製品に置き換わっていく可能性があります。ギンコもすでに香料関係の企業などを支援しており、パーソナルケア製品関連のKalo社をスピンアウトしたりしています。

ロゴ
出典:SEC 424B3 Filing

さまざまなマーケットに関するプログラムをギンコは実行しており、年々その数自体も増加しています。

市場機会

出典:SEC S-1 Filing

合成生物学の応用範囲の広さを考えると、最終的な市場は莫大となります。今後10〜20年で関連製品による年間の直接的な経済効果は約2〜4兆ドルにも及ぶと試算されています。ただし、これは現時点での細胞プログラミングが応用できる範囲に限定されているので、今後の技術革新によりいくらでも市場は広がる可能性はあります。

ビジネスモデル

収益化のパターン
ロゴ
出典:SEC S-1 Filing

ギンコの収益化の方法は大きく分けて2種類あります。

① ファウンドリー(Foundry)使用ベースの収益

② 製品の将来の売上から得る収益(エクイティやロイヤリティ、マイルストーン支払い

ファウンドリー使用したときの収益はわかりやすいですよね。GoogleだろうがAmazonだろうがプラットフォームを利用すればお金が発生するというのは当たり前の話です。

ロゴ
出典:SEC 424B3 Filing

ギンコの場合は、ここに製品の将来の売上の一部からも収益を得られる仕組みになっています。それはエクイティ(株式などのこと)であったり、ロイヤリティ(権利による収益)であったりという形で収益を得ます。もともとバイオ医薬品などでは一般的な方法なので、そこから着想を得ていると思います。ただ、どの方法で収益を得るかについては、顧客の事業規模や好みによって使い分けられているようです。

成長の要素
ロゴ
出典:SEC 424B3 Filing
アクティブなプログラムの数

時間の経過とともにプラットフォームで動作するプログラムの数を劇的に増やすことができれば、ファウンドリの収益の増加につながります。

プログラムあたりの年間作業単位

ファウンドリーがより効率的になり、規模が大きくなると、一定期間内にプログラムあたりの作業量が増え、プログラムが成功する可能性が高まります。

作業単位あたりの平均価格

ファウンドリーに革新的なテクノロジーの導入または改善が起きた場合、機能とコストの改善を顧客に提供することになります。こうした新しいテクノロジーやサービスが採用された場合、作業単位あたりの平均価格は時間の経過とともに低下することになります。

プログラムあたりの年数

プラットフォームが改善されれば、プログラムの期間は時間の経過とともに減少すると予想されます。一部のプログラムは数年かかる場合がありますが、既存のコードベースを活用できるプログラムは期間が短くなります。

実は本業よりも収益をあげているバイオセキュリティ事業

ここまで説明してきたプラットフォームによる事業は間違いなくギンコにとってメインの事業ですが、2021年の収益を確認してみると、なんとバイオセキュリティ事業という事業の方が収益が大きいことがよくわかります。サブの事業が大きくなっているイメージですね。

バイオセキュリティという言葉はあまり聞き馴染みがないかもしれませんが、「病原体の侵入や病気の蔓延を防ぐための取り組み」ということになります。つまり、COVID-19関連の事業だから急成長したということですね。

出典:concentric HP

concentric(同心円)という名前で活動を行っており、迅速抗原検査とPCR検査を提供しています。2021年11月時点で1,500の学校を含む、1週間に22万を超えるサンプルを収集したと発表しています。

経営陣

ジェイソン・ケリー(最高経営責任者)

Jason Kellyは、GinkgoBioworksの共同創設者兼CEOです。彼は2008年のGinkgoの設立以来、取締役会のメンバーを務めています。また、ライフサイエンスセクターに焦点を当てた特別目的買収会社であるCM Life Sciences II Inc.(Nasdaq:CMII)の取締役も務めています(2021年2月の新規株式公開以来)。ケリー博士は博士号を取得しています。マサチューセッツ工科大学で生物工学の学士号と化学工学と生物学の理学士号を取得しています。

レシュマ・シェティ(最高執行責任者)

Reshma Shettyは、2008年にGinkgo Bioworksを共同設立しました。社長、最高執行責任者、および取締役会のメンバーとして、彼女は会社が500人を超えるまで成長するのを見てきました。Reshmaは、合成生物学の分野で15年以上活動しており、2006年には、バナナやミントのような匂いを嗅ぐバクテリアのエンジニアリングで最もよく知られているiGEMコンペティションのアドバイザーを務めました。フォーブス誌は、レシュマを2008年の未来を発明する8人の一人に指名し、ファストカンパニーは2011年に彼女をビジネスで最もクリエイティブな100人の一人に指名しました。シェティ博士はユタ大学でコンピューターサイエンスの学士号と博士号を取得しています。マサチューセッツ工科大学で生物工学を専攻。

バリー・カントン(最高技術責任者)

バリーは、ファウンドリテクノロジーの全体的な戦略と方向性を担当しています。彼はMITで生物工学の博士号を取得しており、彼の論文は標準的な生物学的部分の改良と、宿主細胞と操作された遺伝子回路との相互作用に焦点を当てています。MITで、彼は新しい分野を触媒するのに尽力した合成生物学ワーキンググループに参加しました。彼はまた、University CollegeDublinで機械工学のMEngScを取得しています。

オースティン・チェ(戦略責任者)

オースティンは現在、戦略的パートナーシップ、投資、および非伝統的な顧客と協力することによるギンコのエコシステムの拡大に焦点を当てています。彼は以前、ギンコでソフトウェア開発を主導し、財務、人事、IT、インフラストラクチャの各チームを含む多くの機能を構築しました。彼は博士号を取得しました。合成生物学の初期の分野で働いているMITの電気工学とコンピュータサイエンスの博士号を取得しています。彼はまた、スタンフォード大学でコンピューターサイエンスの理学士号と心理学の学士号を取得しており、学部の最優秀論文を受賞しています。

マーク・ドミト(最高財務責任者)

マークは、主にライフサイエンスおよび診断業界で25年の財務および経営幹部のリーダーシップの経験を持ち、2020年11月にイチョウに入社しました。Ginkgoの前は、MarkはSyneos Health(以前のINCResearch / inVentiv Health)でいくつかの幹部職を歴任しました。これは、EVPの企業戦略と開発および患者転帰部門の社長を含む、バイオ医薬品業界にサービスを提供する45億ドルの収益グローバルCROです。Syneosの前は、2001年から2011年までThermo Fisher Scientificに在籍していました。企業開発担当副社長として、Markは会社のM&A機能を主導し、業界を変える戦略と変革の成長に貢献しました。彼はまた、Quest Diagnosticsに売却される前は、AthenaDiagnosticsビジネスユニットの財務担当副社長を務めていました。マークはカナダのアーンスト・アンド・ヤングでキャリアをスタートさせました。

特許

2021年7月15日現在、ギンコおよびその完全子会社であるGen9社が保有する特許を含め、約58の特許「ファミリー」があります。主にDNAやRNAなどの核酸に関するものや細胞に関する特許が含まれています。

アミリスとのパートナーシップ契約

2017年10月20日付でアミリス社とパートナーシップ契約を締結しています。どうやら、ギンコはファウンドリを提供し、アミリスは多製品発酵施設へのアクセスを提供することでビジネスを加速させるということみたいですね。

スコーピオンキャピタルによるショートレポート(2021年10月6日発行)

ギンコですが、Scorpion Capital社より175ページに渡る「21の調査インタビューに基づいた同社のビジネスモデルと慣行の調査により、ギンコがファウンドリの収益と呼んでいるものの大部分が関係者からのものであることがわかった」と述べています。

ただ、この内容に対してギンコは独立した法律および会計事務所が主導する内部調査からの結論を共有し、ショートセラーの主張は根拠がないと結論付けています。

ギンコ・バイオワークス(Ginkgo Bioworks)の財務状況

2021年Q3決算

出典:ギンコ投資家向け資料
出典:ギンコ投資家向け資料
ハイライト
  • Motif FoodWorks社の最初の2つの製品(HEMAMI™とAPPETEX™)の発表
  • Aldevron社、ワクシニアキャッピング酵素の商業運転の開始(ギンコが効率を10倍に向上させた酵素)
  • 第3四半期にCronos社の最初のエクイティマイルストーンを達成。第4四半期に財務記録反映予定。
  • Synlogic社は、ギンコと共同で開発したホモシスチン尿症の治験薬であるSYNB1353をIND対応研究に進めていると発表。
  • 2021年第3四半期の総収益は7,760万ドル(前年同期1,330万ドル)
  • 2021年第3四半期のファウンドリの収益は3,470万ドル(前年同期1,150万ドル)
    • 第3四半期の収益には、CBGの商業規模の生産に対するCronosからのエクイティマイルストーンの支払いが含まれています
  • 2021年第3四半期のバイオセキュリティ収益は4,290万ドルで、粗利益率が48%に拡大
    • 年間のバイオセキュリティ収益は8,650万ドル(これまでの通年の見通しは7,500万ドル)
  • 純損失は-1億200万ドルに悪化
  • 第3四半期末時点での現金および現金同等物の残高は17億ドル
ガイダンス
  • 2021年第4四半期に9つのプログラムを追加し、年間で合計30の新しいプログラムを追加する予定
  • ダウンストリームのバリューシェアとサービス収益の両方を含めて、2021年通年で少なくとも1億ドルのファウンドリの総収益を見込む
  • バイオセキュリティの収益は通年で少なくとも1億1,000万ドルになると見込む

年間

出典:Google

四半期

出典:Google

ギンコ・バイオワークス(Ginkgo Bioworks)に投資するリスク

  • 純損失の歴史があります。当面は引き続き損失が発生するものと見込んでおり、収益性を達成または維持できない可能性があります。
  • 将来的には、事業資金を調達するためにかなりの追加資本が必要になります。
  • 自のリソースを活用し、戦略的および金融投資家と提携して、初期段階の企業やイノベーターが資金を確保し、プラットフォームから利益を得るのを支援します。これにより、多くのリスクにさらされます。
    Motif FoodWorks社、Allonnia社、Kalo Ingredients社などのスピンアウトしている企業のことです)
  • 当社のプログラムは、マイルストーンおよびその他の予想される主要なイベントを予想されるタイムラインで達成できないか、まったく達成しない可能性があります。これは、事業に悪影響を及ぼし、株式の価格を下落させる可能性があります。
  • 実験用試薬、消耗品、機器、および実験サービスの十分かつ安定した供給を確保し、維持し続ける必要があります。当社は限られた数のサプライヤーに依存しており、その一部は単一ソースのサプライヤーであり、当社の製品およびプロセスの研究、開発、製造のための重要な供給、機器、およびサービスについては契約製造業者です。これらのサードパーティへの依存は、コスト、契約条件、供給、およびロジスティクスに関連するリスクにさらされ、これらのサプライヤーまたは契約メーカーのいずれか1つ以上の損失、または必要な供給、機器、またはタイムリーなサービスは、当社の研究、開発、または生産能力の遅延を引き起こし、当社の事業に悪影響を与える可能性があります。
    Twist Bioscience社、Thermo Fisher Scientific社、Berkeley Lights社などに依存している。)
  • 遺伝子組み換え生物または材料が、不注意または意図的であるかどうかにかかわらず、制御されていない環境に放出されると、意図しない結果が生じる可能性があります。
  • DNA配列を合成したり、バイオセキュリティ要件に違反する他の活動に従事したり、規制当局が標準的なビジネス慣行では対応できない、より広範囲のバイオセキュリティ要件を公布したりする可能性があります。これにより、実質的な法的責任が発生し、ビジネスが妨げられる可能性があります。

ギンコ・バイオワークス(Ginkgo Bioworks)の将来性

さて、いかがだったでしょうか?私個人としてはかなり面白い企業であると感じました。ザイマージェンを調べたときもそうですが、プラットフォームを利用したビジネスは先進的な感じがありますし、DNAプログラミングという分野はこれから大きな産業になっていく可能性は高いと感じました。

個人的に好きなのはスピンアウトベンチャーを次々と誕生させているところですかね。合成生物学を起点とした新しいビジネスが生まれていきそうで興味深いです。

現時点ではバイオセキュリティ分野の売上高が大きいですが、プラットフォームは徐々に効率化・低コスト化していくということなので、加速度的に売上が増していく可能性は十分にあると思います。

ただ、気になるのは純損失が大きくなっているところですかね。プラットフォームへの投資にかなりの費用をつぎ込んでいるようなので、早く黒字化はして安心させてほしいですね。製品が全然ローンチ出来ていないザイマージェンよりは先に進んでいるとは思いますが。

全体通してビジネスはかなり難解であるというのが正直な感想です。私もバイオ好きな方ですが、資料読んでいてよくわからない部分がたくさんありました(笑)
この記事も間違っている箇所などあると思うので、気づいた方は優しく指摘していただけると嬉しいです。

ではでは、また次回の記事で♪

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