レモネード(ティッカー:LMND)

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レモネード(Lemonade)について解説します!

この記事の要点

① レモネードは2020年7月2日に上場した保険会社

② 保険をかけるまで90秒、支払いを受けるまで3分

③ レモネードの顧客の70%は35歳未満

レモネードは2020年7月2日に上場した保険会社

みなさんはレモネードという企業をご存知でしょうか?2020年7月2日にニューヨーク証券取引所に上場を果たした企業ですが、飲料メーカーではなく、保険会社です(笑)

ソフトバンクグループが21.8%の同社の株を所有しているということで、ソフトバンクに投資を行っている人にとっては無関係な企業ではありません。それでは、レモネードはどんな保険事業を展開しているのでしょうか?

これまでの保険会社とは違う全く新しい仕組み

レモネード公式HPより

レモネードは家具・家電などの家財保険をターゲットとしていますが、その仕組みはこれまでの保険会社のものとは一線を画します。一体どんな特徴があるのでしょうか。

① 「保険をかけるまで90秒、支払いを受けるまで3分」

レモネード公式HPより

同社の保険はスマートフォンアプリまたはWEBからChatBotとのやりとりで加入できますが、承認までのスピードは恐ろしく早いです。また、実際に損害が発生した際の支払いも非常にスムーズに実施されるということなので驚きです。

これには理由があります。従来の保険会社であればクライアントからの請求に対して1件1件人の手によって処理が行われていたため時間がものすごくかかっていました。しかし、レモネードではAIが請求内容を審査しているため、非常に短時間で処理が可能となっています。

具体的な数字をあげると、レモネードの従業員1人当たり1日で2000件の処理を行っていますが、実際に手を動かしているのは150~450件で済んでいるようです。労働力が従来の1/10程度で済んでしまうので会社にとっては利益につながりますね。

ちなみにしようされているAIは行動経済学をもとに設計されており、詐欺などを検出することが可能になっています。

② 余った保険料でチャリティー団体に寄付ができる

レモネード公式HPより

みなさんは「保険会社は請求内容に対して、いちゃもんをつけることで支払いを少なくし、自分たちの利益にしているのではないか?」と考えたことはありませんか?たしかにこれまでの保険会社のビジネスモデルはそう言われても仕方ないような形式でした。

しかし、レモネードは保険料の20%のみを徴収するだけで、それ以外の80%の未請求分はチャリティー団体に寄付を行うという形式をとっています。この形であれば保険の支払いを渋ってもレモネードにとっては1銭の価値もないので信用できますね。

保険加入者は最初に貧困支援、女性の支援、病児支援などのテーマから1つを選択し、余った分の保険料はそのテーマに関係する団体に支払われるようになっているということです。保険に加入することでボランティアになるというのは今までに聞いたことないので画期的な仕組みですね!

③ SNS的な側面も持つ

最初にテーマを選択するということでしたが、実は同じテーマを選択した加入者同士で会話することも可能です。つまりSNS機能ですね。

保険金が支払わなければ、その分寄付金として社会貢献ができるため、つながったユーザー同士は互いに保険金が支払われるような事態にならないようにサポートし合うようになります。これは無駄な請求の発生を抑制するという効果もあるため、考えた人はすごいなと素直に思います。

レモネードの顧客の70%は35歳未満

そんな画期的な仕組みを持つ保険を提供しているレモネードですが、当然いい面ばかりではありません。

現在のレモネードは事業成長のために多額の投資を実施しており、2019年12月期の最終赤字は前期比2倍の1億850 万ドル(約116億円)に膨らんでいます。

また、レモネードの顧客の70%は35歳未満で、このユーザー達が将来、住宅や自動車を自動車を購入した時に追加で保険料を徴収することを目指しているため、そこまで継続して加入してもらえるかが非常に大きなカギとなってくるはずです。

レモネードの将来性は?

レモネードの株価は一時、公開価格の2.4倍となる70.80ドルまで高騰しており、非常に順調な滑り出しだったのではないでしょうか。今後成長できるかどうかは、需要のある新しい保険商品を生み出せるかどうかというところにある気がします。車両保険や医療保険などさまざまな可能性がありますが、いままでのスピード感を維持したまま実現するのはなかなか高い壁がありそうです。レモネードは非常にユニークな保険を販売しているので頑張ってほしいです。

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