ピックペイ(ティッカー:PICS)

米国株紹介
この記事は約6分で読めます。
スポンサーリンク

ピックペイ(PicPay)について解説します!

ピックペイ(PicPay)はナスダックに上場予定のブラジル企業

どうもタルボットです。
そろそろ4月も終わってしまいますね。さすがに月に1度は投稿しないとなと思い、この記事を書いております(笑)

出典:SEC S-1 Filing

さて、今回はナスダック上場が予定されているピックペイについて取り上げたいと思います。おそらくご存知の方は少ないんじゃないかなと思います。

ピックペイはいわゆるスーパーアプリというものを提供しているブラジルの企業になります。スーパーアプリとは決済やSNS、eコマースなどのさまざま機能が1つのアプリに集約されて提供されているものになります。

日本でもLINEやPayPayはこのスーパーアプリを目指していますが、なかなか独占するというところまではいけていないのが現状です。しかし、競合の比較的少ない新興国では圧倒的なシェアを誇るスーパーアプリがちらほらと出てきているのです。その一つがピックペイということですね。

ピックペイ(PicPay)のビジネス

そもそもピックペイ(PicPay)とは?

出典:SEC S-1 Filing

ピックペイは「ペイ」というのが名称に付いている通り、もともとは送金・決済アプリとして2012年に誕生しました。しかし、その後さまざまな機能を拡張、ユーザーを獲得していくことでブラジルで最大のスーパーアプリとして知られるようになりました。上の図でも分かる通り、スーパーアプリというのは1日中ユーザーにアプリを使ってもらえることになるので、プラットフォームとして非常に強力です。

アクティブユーザー数は、なんとCAGR 231%

出典:SEC S-1 Filing

驚くべきはそのユーザー数の伸びです。2020年12月31日時点で3,880万人のユーザーが登録を行っており、CAGRも97%です。これに加え、アクティブユーザー数の成長はさらに早くCAGRはなんと231%にもなります。これにはいろいろ要因があると思いますが、スーパーアプリとして機能が拡張していけばそれだけ利用する人が増えるということなので、アプリを1つに統合するということの優位性がこのアクティブユーザーの伸びには表れていると思います。

5つの戦略

出典:SEC S-1 Filing

ピックペイが成長の柱として掲げているのが、ソーシャル、デジタルウォレット、金融サービス、PicPayストア、広告の5つです。上の図を見ても分かると思いますが、ピックペイ単体でサービスを展開しているわけではなく、GoogleやAmazon、PayPal、Squareといった既存のプラットフォームも上手に使いながら事業展開しているようですね。

ソーシャル

2013年にはP2Pのソーシャルペイメント事業を始めており、ピックペイの中では古株の事業ですね。ちなみにP2Pペイメントとはいわゆる個人間での送金のことですね。PayPayで他の人にお金を送れるようなサービスというイメージが近いのかと思います。

SNS機能の追加には非常に意欲的で、2021年前半にダイレクトメッセージングサービスを開始し、グループチャット、音声通話、ビデオ通話を年内に開始する予定とのこと。

2020年のデータではこのソーシャル機能でアクティブなユーザーは2.4倍もピックペイプラットフォームの利用が多かったという調査結果も出ており、1つのアプリに様々な機能を組み込む効果がよくわかります。

デジタルウォレット
出典:SEC S-1 Filing

P2P支払い、即時支払いと送金、分割払い、QRコード支払いなど基本的な決済は全てアプリ上で行なえます。120万の加盟店があるそうなので、困ることも少なそうですね。

金融サービス
出典:SEC S-1 Filing

クレジットカードやローンは既に実装されているようですね。2021年には、P2Pレンディング、保険、投資などの追加商品も提供する予定とのことで、本当にこのアプリがあれば全てが完結してしまいそうですね。さらに、プラットフォーム上にAIや機械学習も取り入れることで、より個人に向けて適切な金融商品を提供していくことも行っていくみたいです。

2020年12月31日現在で約200万枚のPicPayカードが発行されており、このカードを利用している人は4.8倍アプリを利用していました。

PicPayストア
出典:SEC S-1 Filing

ストア機能も実装されており、電車のチケットから食品の配達まで何でもこのアプリから購入することができます。2020年にはPicPayストアで約2,480万件の取引が行われました。

広告
出典:SEC S-1 Filing

アプリ内に広告の機能も搭載されており、もちろんAI・機械学習で最適なものを表示していくようになる予定です。

ネットワーク効果

出典:SEC S-1 Filing

ピックペイはユーザーが加速度的に増えていく好循環のことをネットワーク効果と呼んでいます。それを表現したのが上の図になりますが、流れとしては以下の3点です。

① ある地域内でユーザーが増えると、それによってたくさんの利用例が増加し、それを見た人がユーザーになっていく

② 地域内でユーザーが増えることにより、加盟店がピックペイのプラットフォームに参加するようになり、それによってたくさんの利用例が増加し、それを見た人がユーザーになっていく

③ 増加したユーザーが、サードパーティのオファーをPicPayストアに引き付け、それによってたくさんの利用例が増加し、それを見た人がユーザーになっていく

出典:SEC S-1 Filing

ブラジルのエスピリトサントでは実際にこのネットワーク効果を実感できるようなユーザーの増加が起こっており、上の図は取引数を視覚的に表現した図になりますが、エスピリトサントでは他の地域と比較してもユーザーあたりの取引数が多くなっています。

ピックペイ(PicPay)の財務状況

売上

2020年3月31日(3か月間)

2,900万レアル(ちなみに、1レアルは19.82円、2021年4月23日時点)

2021年3月31日(3か月間)

(予想)1億4,000万レアル〜1億5,000万レアル(+382.8%〜+417.2%)

損失

2020年3月31日(3か月間)

5,900万レアル

2021年3月31日(3か月間)

(予想)4億レアル〜4億1,000万レアル

ピックペイ(PicPay)の将来性

はい、いかがだったでしょうか?
私個人としては、スーパーアプリは一度成立してしまえばなかなか参入障壁の高いプラットフォームになるんじゃないかなと感じました。日々のお買い物から決済までこのアプリで完結するのですから、マネタイズするチャンスはいくらでもあるんじゃないかなと思います。そして、ユーザー数の伸びも驚異的です。今後も注目してみていきたい企業ですね。

ではでは、また次回の記事で♪

↓↓↓ Twitterのフォローもお願いします ↓↓↓

この記事が気に入ったらフォローしよう!
最新情報をお届けします。
米国株紹介
スポンサーリンク
タルボットをフォローする
米国株投資情報局

コメント

タイトルとURLをコピーしました