ユニティ(Unity)について解説します!
① NYSE(ニューヨーク証券取引所)に2020年9月に上場予定
② ゲーム開発市場の半分以上を支配している
③ 自動車製造や建築設計にもソリューションを提供
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ユニティ(Unity)は2020年9月に上場予定
ユニティってどんな企業?
みなさんはユニティという企業についてご存知でしょうか?ゲームが好きな方なら知っている方も多いかもしれません。「ゲームエンジン」というゲームを開発するためのプラットフォームを提供している企業になります。
例えば「ポケモンGO」は世界的にヒットしましたが、ユニティのゲームエンジンを使って作られました。この他にも、「スーパーマリオ ラン」「どうぶつの森 ポケットキャンプ」はユニティのエンジンを使っています。
ユニティでどのようにゲームが開発されているのかについては↑の動画を観てもらえばなんとなく分かるかと思います。もちろん、プログラミングなどの知識も必要ですが、かなり直感的にゲームを作成できるようになってきているんだなという印象です。
2020年9月上場予定
そんなユニティですが、2020年9月にニューヨーク証券取引所に上場を予定しています。ティッカーシンボルは「U」ということで、残り少ないアルファベット1文字の枠が割り当てられることになりそうです。
最大の競合はエピックゲームズ
今回の上場は競合プロダクトの「アンリアル・エンジン(Unreal Engine)」を提供するエピックゲームズ(Epic Games)との戦いに備えるという目的が大きいです。エピックゲームズに関してはアップルとの訴訟が話題になってますね。
創業以来赤字が続いている
2019年時点で、売り上げは5億4,180万ドルと前年比42%増ですが、同時に1億6,320万ドルの損失を計上しており、赤字の状態が続いています。2020年上半期も6,710万ドルの損失を計上しています。
ユニティ(Unity)はゲームエンジンでは最大手
ユニティのゲームエンジンは広く浸透している
2020年6月30日時点で、世界中の190以上の国と地域で月間約150万人のアクティブなクリエイターがおり、これらのクリエーターが開発したアプリケーションは毎月30億回以上ダウンロードされています。2019年には、グローバルベースでApple App StoreとGoogle Playの上位1,000モバイルゲームの53%がUnityで作成されたと推定されています。
ゲーム好きなら確実に1回はユニティのゲームエンジンで作られた作品をプレイしていそうですね。
様々なプラットフォームに展開が可能
ユニティで作成されたゲームはWindows、Mac、iOS、Android、PlayStation、Xbox、Nintendo Switchなどの20を超えるプラットフォームにまたがって展開することが可能です。こうしたプラットフォームへの対応力というのもシェアを拡大している要因になっています。
ユニティのビジネスモデル
ユニティのビジネスモデルはサブスクリプションによって収益をあげるというのがベースにはなっていますが、「ゲームを作成する」という部分であげている収益は全体の31%にすぎません。実は、メインの収益となっているのは「コンテンツを収益化する(広告の掲載や課金システム)」という部分の売上で54%に達します。

これは入り口を安くすることで多くの人に使ってもらい、十分に使い慣れてもらった段階でオプションでお金を使ってもらうという戦略です。個人であれば無料のプランから用意されています。こうしたプラットフォームは多くの人に使ってもらえばこそのものなので、戦略としては正しいように感じます。
ユニティ(Unity)の事業展開はゲームだけではない
おそらく、ユニティをゲームエンジンを開発している企業としてしか認識していない人がほとんどなのではないでしょうか?私もその一人です(笑)
↑の動画を観てもらえば分かると思いますが、実は自動車製造や建築設計の部分でユニティはサポートを行っています。当たり前のことですが、最近のゲームは3Dを表現する機会が圧倒的に増えており、自動車や建築の分野と非常に相性がよいのです。身近なところでいえばトヨタなんかもユニティを使って自動車の製造に役立てています。
ユニティ(Unity)の将来性は?
確かに現状赤字であるという状態ではありますが、会社としては間違いなく成長しています。また、ゲーム以外にも事業範囲が拡大していく可能性は十分にあり期待できる企業であるといって良いのではないでしょうか。
上場後どのような株価になるのか楽しみですね!
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