ヴァックスアート(ティッカー:VXRT)

米国株紹介
スポンサーリンク

ヴァックスアート(Vaxart)について解説します!

① ヴァックスアートはCOVID-19ワクチン銘柄、1か月で株価は600%以上上昇

② 経口型ワクチンを開発

③ 季節型インフルエンザやノロウイルスのワクチンを開発中

ヴァックスアートは新型コロナウイルスのワクチン開発で株価上昇

みなさんはヴァックスアートという企業をご存知でしょうか?新型コロナウイルスのワクチンを手掛けているということで知った人が多いのではないでしょうか?

出典:Google

1か月前までたったの2ドル代だった株価は急上昇しており、現在は600%以上上昇しています。

ヴァックスアートの株価が急上昇した背景には、同社の新型コロナウイルスワクチンがトランプ政権の推し進める「ワープ・スピード作戦」に採用されたことがきっかけとなっているようです。この計画に関して公表されていない内容も多いですが、約100億ドル(約1兆700億円)が投じられるとの報道もあり、ワクチン開発の期間の短縮につながることが期待されています。

COVID-19のワクチンを開発している企業はいくつか以前に取り上げているので、よかったらそちらもどうぞ!

そんなヴァックスアートのワクチンは経口型であるという大きな特長があります。経口型のワクチンはどんなメリットがあるのでしょうか?

経口型ワクチンのメリット:ヴァックスアートの強み

みなさんはワクチンと言えば注射を思い浮かべるのが普通なのではないでしょうか。事実、ポリオワクチンを除くと一般的には注射するものが普通なのでこのイメージになってしまうのは当然と言えます。

経口型のワクチンの一番わかりやすいメリットは注射の場合と違って、痛みや針を刺すといった恐怖感を軽減することができる点です。注射が苦手でワクチンを接種したくない人にとっては大きなことですよね。

また、製造や保管が簡単になるということも大きいです。ワクチンは多くの人が接種する必要があるので短期間で製造できる方が良いですし、保管が簡単であれば流通させる際にも大きく役に立ちます。

その他にも、粘膜での免疫を誘導することができるというメリットがあります。注射の場合は直接血中に投与されるため、粘膜に免疫ができません。ウイルスの侵入を防ぐ最前線にあたる粘膜で免疫を誘導することは感染症の予防にとって重要な要素であると考えられています。

この3点が注射のものと比較したときの主なメリットになります。それでは、ヴァックスアートはどんなワクチンを開発しているのでしょうか?

ヴァックスアートのパイプライン

ヴァックスアートはノロウイルスワクチン季節性インフルエンザワクチンHPV治療ワクチンCOVID-19ワクチンRSVワクチンを開発していますが、いずれも経口型のワクチンであり、そのほとんどが前臨床(ヒトでの試験の手前で、細胞や動物での試験)の段階になります。

ノロウイルスワクチン

米国では平均して、毎年1,900~2,100万人がノロウイルスによる急性胃腸炎に罹患しており、そのうち800名程度が亡くなっています。ジョンズホプキンス大の調査によると世界的な経済への影響は600億ドル程度とされており、決して小さな数字ではありません。

フェーズⅠと呼ばれる臨床試験の最初の段階が終了しており、今後フェーズⅡへと入っていくこととなっています。

季節性インフルエンザワクチン

インフルエンザは米国でも猛威を振るっており、全人口の5~10%が罹患しているとされ、毎年3,000人~49,000人が亡くなっています。それにも関わらず2017/2018年に予防接種を受けた人は42%にしか達しておらず、接種率の向上が課題となっています。ヴァックスアートのインフルエンザワクチンは経口のため接種率の改善が期待できますね。

現在、臨床試験はフェーズⅡの段階にあり、ヴァックスアートでは最も承認に近いワクチンであると言ってよいでしょう。

ヴァックスアートの将来性は?

実はヴァックスアートは日本で良く使われるリレンザとイナビルのロイヤリティ収入を得ています(Aviragen Therapeuticsとの合併で権利獲得)。この2つの薬が売れている限りは収入も入ってくるので、その分研究費に回すことができますね!

大きな懸念点として挙げられるのが、ヴァックスアートの開発しているCOVID-19のワクチンはまだ臨床試験にすら入っていないという点です。動物での実験を行っている段階になるのでコケる可能性は非常に高いと言えます。

ただ、経口ワクチンというのは他社と比較すると大きな差別化になるので、その期待値が株価に反映されていると思われます。

投資する際には自己責任でお願いします!

コメント

タイトルとURLをコピーしました